塚原選手が引退
少し前のネタになりますが、これは寂しいニュース。
どこかで復活を期待していましたので残念です。
しかし、2010年以降は辞退も含めて代表入りできていませんでしたし、怪我や年齢のことを考えればよく今シーズンまで戦ってきたというべきか。
なんといっても北京五輪のリレーでのメダル獲得が一番に取り上げられますが、個人でも素晴らしい結果を残しています。
07 大阪世界陸上2次予選敗退
08 北京五輪準決勝7着
09 ベルリン世界陸上準決勝8着
ベルリンの準決勝を除けばどのレースも自分の走り、あるいはそれに近い走りができていたのではないでしょうか。
所謂本番に強いタイプ。
その勝負強さがリレーの1走として生き、どのレースも有利な流れを作ることに貢献したのだと思います(ベルリン世界陸上は2走でしたが)。
世界大会以外では2009年の大阪グランプリで優勝したレースが印象的です。
これは更に世界に近づけるな、と思ったそのレースを境に下降していったように思います。実績としては。
またキャラもありましたね。
単純に表現するならスプリンターらしいスプリンター。
強気で攻める姿勢。
しかし走りには繊細なものも感じ、それも良かったですね。
引退した100m選手の中では吉岡氏、飯島氏、朝原氏、伊東氏らレジェンドに並ぶ名スプリンター。
長い間お疲れ様でした。
〜了〜