陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

Wch北京 100m予選

400mのカメラアングルを何故あんなに変えたり、アップにするのか…

そんなことを思った大会2日目ですが、本日の男子100mに向けて昨日の予選の感想をざっくりと






1組-0.1m
パウエル9.96
蘇10.03
シンビン10.09
高瀬10.15

パウエル
しっかり仕上げてきた。
出力はまだまだ上げれそうだが、その際に力みが生じるかどうか。
柔軟性があるようなないような、なんとも言えないが接地は正確に見えるしやはりメダル候補か。

さすが強豪相手に9秒台出してるだけある。
序盤で抜け出せるのがやはり強み。

高瀬
上位2人に挟まれたのもきつかったか。
そして序盤であれだけ先行されるとやはり厳しい。
そんな中よくまとめたと思いますし、タイムもいいですが、勝負するにはやはりパワーレスか。


2組-1.4m
ゲイ10.11
アシュミード10.19

ゲイ
余力は残しているがどうなんだろうか。
少し重い?リズムが悪い?
感覚に体の動きがついていっていないようにも見える。

キレがない割にまずまずまとめたと思うが、棄権して200mに備えるかも。



3組-0.3m
オグノデ9.99
ギデンズ10.02
メイテ10.05

オグノデ
さすがの走りだが、アジア大会時ほどのキレは感じない。
また中盤へのつなぎもわずかにタイミングがずれているか。
強豪に挟まれた時に潰されそうだが、ハマれば上位に食い込む可能性もありそう。

ギテンズ
ブレながらもパワーで押し込んで上位を獲得する走りをみて、やはり世界大会は厳しい場なのだと改めて思う。


4組+05m
ブロメル9.91
ウジャー10.05
レウス10.14

ブロメル
伊東氏が言う通り、回転が凄い。
あれだけのスピードでよく乱れないものだ。
なんとなくモンゴメリーを思い出す。
自分のレースパターンに持ち込めば期待できそうだが、やはり脆そうなんだな、、


レウス
なんというか、クラシックな走り?が魅力的



5組+0.3m
ビコ9.92
ディグラス9.99
ハーベイ10.04

ビコ
テーピングは気になるが強い。
自分のレースを確立しつつあるのか。
ただビコも大きく先行された場合に厳しいものがある。
自分の持ち味をどう発揮するかでメダルの可能性はありそう。


ディグラス
評判通り強いがブロメル同様にトップに比べると脆さがあるか。
それでもよくまとめていると思うが、200mの方が狙えそう(たしか出場しないのか...)




6組+2.3m
ガトリン9.83
ブラウン10.03
ジェス10.07

ガトリン
改めて優勝候補筆頭だなと思う。
また伊東氏の言う通りラウンドの進め方もピカイチか。
淡々と正確でミスのない確認作業がなんだか無慈悲だな。。



7組0.2m
ボルト9.96
ロジャース9.97
マルティナ10.08

ボルト
だいぶ復調してきたようだし、かなり余裕はあったと思うが、準決勝へ向けていい走りだったかどうか。
スタート、そして中間へのつなぎに満足いっていないのではないか。

情勢を一気にひっくり返しそうな底力もどこかに感じるが果たして、、


ロジャースはここにきても相変わらずしぶとい走り。
ボルトとの競り合いの上手さは歴戦のキャリアからもあるだろうが、更に走りが安定してきたのではないか。
周りが崩れた場合にスルスルと出てくる可能性もありそうでこわい存在。



〜了〜