陸上競技Neke Riku

主に男子短距離について素人が勝手に書いているブログです

Wch北京 100m決勝


凄すぎますね、、ボルト。

予想記事でボルトはタイムレースでもない限りガトリンに勝てないのではないかと書きましたが、逆でした。

ガトリンはタイムレースでもない限りボルトには勝てない、、そんな内容・結果だったでしょうか。

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決勝-0.5m
1 ボルト9.79
2 ガトリン9.80
3 ブロメル9.92
3 ディグラス9.92
5 ロジャース9.94
6 ゲイ10.00
パウエル10.00
8 ビコ10.00
9 蘇10.06


ボルト
スタート前から不安は一気に消えたかのように、不思議な位にリラックスしているように見えた。
メンタルを自在にコントロールできるということか。

レースもスタートした瞬間にいける!と思ったのでは?
自分の勝ちパターンにハマり、序盤で他を押さえ込んだ。

好調時には及ばないが、やはり群を抜いて体全体の、または動きの柔軟性がある。
そこがこれだけ極限の状況でもレースを操り、他の選手を支配できる根源なのか。

僅差の勝利だが、タイム以上に差があった。
ゴール直前とその手前で横を確認しているようだが、不安からではなくフィニッシュのタイミングとポジションを誤らないように計ったのではないか、とすら思わせる(だとしたら物理的に意味がないかもしれないが)。
殴り合いでいうなら、ガトリンのパンチを見切ってから自分の当たる距離とタイミングを確保してから攻撃しているかのような。

これで100mにおける世界陸上での金メダルは3個目。
オリンピックの2個と合わせると、カール・ルイスと並んで過去最多の世界大会5度目の頂点となる。

こうなったら史上初となる五輪3連覇、そして不可能かとも思われた自身の世界記録更新に期待したい。



ガトリン
今季は完璧な走りを続けていたが、ガトリンでもここにきて硬くなってしまうのか。。

ボルトとは対照的にスタート直後に負けを予感したかも。
そして30m位で不安は確信に変わり、余計焦ったかもしれない。

いつものスムーズさは影を潜め、パワーだけが目立ったが身体は前に進まない。
最後は心身ともに乱れたことでバランスも崩したか。

それでもよくまとめたと思うが、相手が悪すぎた。

ただ世界大会でボルトをここまで追い込んだ選手は初めてだし、この敗戦が良い方向に影響すれば来年も面白くなる。


ブロメル
ディグラス
まさかこの2人がメダルを獲るとは予選の段階では思わなかった。

ディグラスは本当に安定している。
力んだように見える面もあるが、上半身の動きと設置時間やそのタイミングで上手くコントロールしているのかほとんど乱れないピッチと動きは驚異的。
練習量やロングが得意なこともあるだろうけど、天性の勝負強さもあるのでは。

200mを狙った方が良かったのではないかと思っていたが、最初からこちらの方に自信があったということか。

そしてブロメルもよく立て直した。
予選と準決勝の修正を決勝で完成させたとでもいうのか、素晴らしい仕上がりだった。
若さや勢いが良い方向でプラスになったのもあるかもしれない。


ロジャース
なかなかメダルが取れないが健闘した。
完成度と総合力は高いがディグラスとブロメルに比べて何か一つ抜けているものがなかったということか。

ゲイ
パウエル
寂しいし悲しいが、世代交代の時ということなのか。
2人とも決勝で仕上げることが出来なかった。
そして3本走る体力がなくなってきたのかもしれない。

ただ、走りの質自体は現時点でも若手に劣らず非常に高いものなのでこれからも見守りたい。


ビコ
やはり脚に不安があったのか。
準決勝以降は悪くはないが良くもない走りだった。
ただ昨年までに比べて大崩れしない地盤は築けているのではないかと思う。


残念ながら入賞ならず。
しかしファイナルに残ったこと自体が偉業だし、決勝で10.06というタイムも素晴らしい。
ただ層が厚すぎた。



以上、です。
それにしてもほんとに面白いレースでした。
やはり100mは奥が深い。


そして、レース中の朝原さんによる解説(?)の目立ち方も凄かった。。
さすが朝原さん。


〜了〜











〜了〜