日本選手権 男子100m予想
全く更新できてませんが、日本選手権予想を超簡単に。
100m
優勝 桐生選手
2位 ケンブリッジ選手
3位 山縣選手
4位 多田選手
桐生選手は大一番で力を発揮しきれない印象も少なからずあると思うが、それでも推すのは主に2点。
まずは安定感。
今季 は10秒0台から1台までを連発しているが、それがいろんなシチュエーションでなされていることが大きい。
その安定ある走りにおいて、織田記念で多田選手を圧倒していることも重要なポイント。
多田選手はそこから更に調子を上げているとは思うが、走力自体で今の桐生選手を抜いたとは思えない。
国内絶好の条件での9.94や10.08より格上相手のDLで10.18の方が価値があるし、桐生選手自身DLでのレースを体感しことで自信を付けているのではないか。
もう1点は単純な話で、怪我などの不安要素がほぼないということ。
ただ、本当に200mにも出るなら体力的に考えて一気に不安要素になってしまう(どっちなんだ)。
当日の余力次第で200mは棄権するのではないかと推測しているが。
ケンブリッジ選手は勝負強いし、調子の上げ幅で言えば、最も期待できる選手。
ただ現時点において昨年ほどの仕上がり方ではないように見えることと、上記の桐生選手と多田選手の比較を当てはめた場合、川崎GPの結果からも三段論法において桐生選手に勝つのは今はまだ難しいのではないか。
(桐生選手が上海DLで 走れていればこの辺のもうちょっと予想しやすかったでしょうね。)
山縣選手は本調子なら優勝候補筆頭に挙げるところだが、どこまで復調しているかわからないので何とも言えない。
仮に絶好調としても間隔が空きすぎてレース勘が鈍っているかもしれないし、10.06の走りも全体的に仕上がっていたわけではないので、その辺りの積み上げから考えても不利と予想。
それでもクレバーで経験値もある選手だけに代表入りは果たすのではないかと思い3位とした。
多田選手は最も勢いに乗っているし、個人的には9秒台の走りより10.08の方が遥かに良くて、あの走りをそのまま日本選手権決勝の舞台で出来れば優勝もあり得なくはないだろうか。
ただ、あくまでそれは強い追い風かある場合と他の3強をスタートで置き去りにできた場合。先行はできるかもしれないが、圧倒は難しいだろう。
その位置できた場合は大なり小なり力む
だろうし抜き去られるだろうな、という予想。
ちなみにサニブラウン選手が勝つ可能性もあると思うが、いまひとつ元気がない印象なのと一気に調子を上げてくるタイプでもなさそうなので候補から除外。
200mに期待したい。
と、偉そうに予想を立ててみましたが、実は何回も上記順位が頭の中でひっくり返っているので「分からない」というのが正直なところです。
何れにしても誰が勝っても面白いでしょうね。
ハイレベルということがその第一要因ですが、4強の全員が標準記録を突破している中で、誰か1人(必ずしも1人とは限りませんが)が表彰台から無情にも落選することが決まっているから余計におもしろいんでしょうね。
ちなみに200mは有力選手のレースをほとんど見てないので予想はやめときます。
また、実は観戦も行くつもりだったんですが無理そうです。
それが残念でならない。。
〜了〜
DL上海100mで日本の3選手が激突
DL上海100mで日本人3選手が出場するというなかなか興味深いレースが行われますので、最近の動向も踏まえて展望です。
最も実力・安定感を備えた山縣選手は出ませんが、桐生、ケンブリッジ、サニブラウンが参戦。
一番勢いがあるのは織田で向い風の中10.04をマークした桐生選手。
昨年より身体が一回り大きくなっただけでなく、そのフィジカルをいきなり今季レースの安定感につなげていることが凄い。
織田も予選では身体がブレたが決勝ではそのあたりを体幹のバランスとそれを補うパワーで修正したように見える。
問題は同じことを海外レースでもできるかどうか。
そういう意味では追い風参参考ながら9.98を始め好記録を海外で連発しているケンブリッジ選手の方がレースの幅は広いかもしれない。
とはいえ記録に対してまだ内容はそこまで伴っていないと思うので、ベストの状態を上海で期待するのは厳しいか。
よめないのがサニブラウン選手。
10.18のレースを見てないのでなんとも言えないが、かなり状態もよく2人に先着する可能性は大いにあると思う。
また海外での勝負強さとタフネスも一昨年の世界陸上と世界ジュニアで証明済み。
というより練習拠点を海外に移し、ジェミリらとトレーニングを積んだ上での結果なので、そのあたりの環境面でもやや抜け出ているかもしれない。
勢いなら
桐生、ケンブリッジ、サニブラウン
安定感なら
ケンブリッジ、桐生、サニブラウン
てとこですか。
いや、どうとでも入れ替わる気もするので大差ないとは思いますが。
ロジャース、メイテ、コリンズ、蘇が出場するので勝ってほしいところですが、少なくともこの面々の中で争えないとファイナルは厳しいでしょうね。
今晩放送ですか。
楽しみですね。
〜了〜
DLドーハ2017
今年も開幕しました。
最近はかなり忙しくなったので頻繁に更新できるかわかりませんが、できるだけアップして行く予定です。
M100m -1.2m
シンビン9.99
パウエル10.08
オグノデ10.13
ガトリン10.14
ディグラス10.21
メイテ10.21
ベイカー10.24
コリンズ10.33
今期好調のシンビンが強い向かい風の中9秒台。
上体がやや左右に動いてるように見えるが推進力には影響なく、むしろ足を前へ前へと放り出して、接地の際にベストタイミングで体重を乗せていってる印象を受ける。
シーズン序盤で飛ばしすぎではないかとすら思えますが、何もかもがかみ合っている時期なんでしょうね。
対照的にパウエルやガトリンが下降線なだけに今期はメダル争いに絡むチャンスですね。
とはいってもパウエルもこの時期としては走りもタイムも悪くなく、まずまずか。
ガトリンは例年この時期から好調なだけに衰えと捉えざるを得ないか。
調整方法を変えてきた可能性もありますが、昨年から厳しい兆候はありましたもんね。
年齢的に考えてまだトップクラスなのが凄いんですが。
ディグラスは徐々に上げて行くタイプだけに問題ないでしょう。
400mはこちらも好調のガーディナーがメリットを破って優勝。
バックストレートにおけるスピードアップのリズムがかなりハマっていたように思うので一皮剥けたのではないかと思う。
〜了〜
山懸、桐生選手がシーズンイン
オーストラリアの大会で桐生選手と山懸選手が早くもシーズンイン。
レースは2本行われ1本目は桐生選手が10.04(+1.4m)、山懸選手が10.06(+1.3m)を記録してそれぞれ1着。
同日に行われた2本目のレースは同じ組で山懸選手が先着して10.08(-0.1m)で1着、桐生選手が10.19で2着となりした。
2人とも肉体改造で体重を2kg増量したなんて言われてましが、確かにパワフルさは増したように思います。
山懸選手はそのエネルギーを現時点での状態としてうまくコントロールし、桐生選手はやや持て余したでしょうか。
いずれにせよ肉体改造がプラスに作用しているということだと思います。
そしてシーズンインの記録としてはとんでもない記録。
この段階だからこそできた走りだったという側面もあるかもしれませんが、それにしてもこれまででは考えられない凄い記録。
大なり小なり銀メダル効果はあるでしょうね。
びわ湖毎日マラソン
瀬古さんが言うほど悪い結果だろうか?
川内選手や井上選手らが出てたとしてもそれなりに苦戦したのではないかと思ったり。
最近の選手は練習量が足りてないとかその辺り当てはまる部分はあるのかもしれませんが、なんだか「大喝」とやらに違和感を感じました。
まあ、レース見てませんが。
塚原選手が引退
少し前のネタになりますが、これは寂しいニュース。
どこかで復活を期待していましたので残念です。
しかし、2010年以降は辞退も含めて代表入りできていませんでしたし、怪我や年齢のことを考えればよく今シーズンまで戦ってきたというべきか。
なんといっても北京五輪のリレーでのメダル獲得が一番に取り上げられますが、個人でも素晴らしい結果を残しています。
07 大阪世界陸上2次予選敗退
08 北京五輪準決勝7着
09 ベルリン世界陸上準決勝8着
ベルリンの準決勝を除けばどのレースも自分の走り、あるいはそれに近い走りができていたのではないでしょうか。
所謂本番に強いタイプ。
その勝負強さがリレーの1走として生き、どのレースも有利な流れを作ることに貢献したのだと思います(ベルリン世界陸上は2走でしたが)。
世界大会以外では2009年の大阪グランプリで優勝したレースが印象的です。
これは更に世界に近づけるな、と思ったそのレースを境に下降していったように思います。実績としては。
またキャラもありましたね。
単純に表現するならスプリンターらしいスプリンター。
強気で攻める姿勢。
しかし走りには繊細なものも感じ、それも良かったですね。
引退した100m選手の中では吉岡氏、飯島氏、朝原氏、伊東氏らレジェンドに並ぶ名スプリンター。
長い間お疲れ様でした。
〜了〜