陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

DLチューリッヒ

棒高跳のラビレニはやっぱりスター性がありますね。

世界大会で勝てないのも魅力的に見えてきました。

 

ケンドリックスが付け回すのも仕方ないか。。

 

しかし3位に終わったダシルバの跳躍にも魅了されました。

 

ブブカと同じコーチ?なんだとか。

助走が似てるなと思いました。

 

実はオリンピックで優勝を決めた試技を見れてなかったのでこのチューリッヒ大会の後に見たのですが、凄い跳躍でした。

華やかでこちらもスター性がありす。

今後はラビレニと世界記録を奪い合ってほしい楽しみな選手です。

 

  

M100m +0.4m

パウエル 9.94

シンビン 9.99

メイテ 9.99

コリンズ 10.10

ジェミリ 10.11

クレオド 10.12

マルティナ 10.13

ウジャー 10.13

ロジャース 10.15  

 

ガトリンが出場しなかったため、優勝したパウエルがそのままツアーチャンピオンに。

実質このレースだけで決まってしまうのはやや疑問が残るが。

 

今回もパウエルの勝ちパターンで前半から抜け出てそのまま逃げ切り。

死角のないレースだったと思う。

序盤で前に出れていれば本当に強い。

 

そしてメイテは僅かな差でツアーチャンピオンを逃した。

前回対戦した時と同様にパウエルに圧倒されたか加速がスムーズにいかなかった。

 

シンビンは淡々と追い上げて見事に逆転。

この選手は走りの内容、安定感におけるアベレージが高い。

 

メイテはその部分の差で最後にさされたが、こちらも記録のアベレージは高く、大崩れはしない。

 

実は今季2人で何度も接戦を演じてるので見直すと面白そうだ。

 

コリンズは後日のワールドチャレンジで優勝していることから考えてもここにきて再び調子を戻したか。

こういったところにキャリアの深みを感じるんだな。

 

ジェミリはオリンピックの走りに比べればキレがなく強引な動きに見えたがそれでもそれなりに帳尻を合わせるのはさすが。

 

絶好調だったマルティナは連戦の疲れからか精彩を欠いた。

 

そして注目していたマクレオドもまずまずの結果。

満足いく走りではなかったかもしれないが、いきなり100m仕様に切り換えて、そしてこのメンツでこの順位に入れるところに走力の厚さを感じる。

 

 

 

M400m

メリット 44.67

タプリン 44.70

ブレネス 45.18

ルーニー 45.32

ガーディナー 45.66

マクワラ 45.68

 

残り50mあたりでタプリンが逆転するかと思ったがメリットが粘った。

シーズンを通しての疲労はピークに達していたと思うが、ここで自身の動きが乱れず制御できるところが凄い。

 

しかしタプリンもよく追い込んだ。

前半で早くもメリットに抜かれたが冷静にスピードを殺さず待機できた。

もう少し前半で攻めても良かったかもしれないが届かなかったことを考えるとベストな走りだったと言える。

 

前戦で検討したガーディナーは失速。

いかにメリットのアベレージが高いかということだな。

 

  

W200m +0.2m

トンプソン 21.85

シパーズ 21.86

フェリックス 22.02

 

 最も豪華なメンバーで盛り上がったのはこの種目。

 

シパーズは前半からガンガン攻めてトンプソンに先行するという展開で勝負をかけたが、背後から迫るトンプソンを意識してか動きが乱れて自滅。

 

前半攻め過ぎた、というより力が入りすぎて余裕をなくしたのかもしれない。

しかしレースをおもしろくしてくれた。

 

それにしてもトンプソンは強い。

僅差の決着だったが走る前から勝利を確信していたかのように堂々としたレースぶり。

地面を正確に捉え続ければ誰も自分に先着できない、そんな無慈悲な迫力があった。

 

そしてこの種目でのオリンピック出場を逃したフェリックスが参戦してくれたことがより一層レースを華やかなものにした。

 

上位2人には差をつけられたがこちらも好記録。

キレがないというよりかは200m仕様に仕上がっていないように見えだが、それでも淡々と美しい円を描く脚の動きで4位以下には明確に勝つところが凄い。

来年はどの種目で狙うのか気になるところ。

 

 

〜了〜