陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

Rioオリンピック 4

200m予選の感想をざっくりと。

 

1組+0.7m

エドワード 20.19 Q

タルボット 20.27 Q

ツァコナス 20.31 q

オグノデ 20.36

 

エドワードは好調を維持。

19秒台が出るかどうか、といったところか。

 

コーナーをしっかりと走れたタルボットがそのまま流れ乗って着順で通過。

インレーンからにもかかわらず見事な走りだった。

 

後半強いツァコナスはプラスで拾われたが昨年ほどのキレはないように見える。

 

オグノデは100mに続き落選。

どうも身体が重く、動けていないように思う。

怪我をしているのか、あるいはその影響で仕上げ切れていないのかもしれない。

 

 

2組-0.2m

オルテランド 20.12 Q

ブレイク 20.13 Q

ウェブ 20.31 q

ジョボドゥワナ 20.53

 

今季20.18をマークしてるオルテランドが勢いをこの舞台まで持ってきた。

こちらもタルボット同様にコーナーでしっかりとレース構成の地盤を築けていたのが勝因か。

 

反対にウェブはもう少しコーナーを攻めるべきだったか。直線でも好調時のような推進力に欠けた。

通過はしたもののあまりいい感触は掴めていないと思われるので、準決勝で突っ込みすぎなければいいが。

 

ブレイクは余裕を持って通過したが、やはり200m仕様までは仕上げられなかったようにも見える。

次のラウンドでハッキリすると思うが。

 

そして今季の動向が分からなかったジョボドゥワナは予選敗退。やはり怪我をしていたのか。

 

 

3組+0.3m

ヤクーブ 20.19 Q

グリエフ 20.23 Q

ブラウン 20.23 q

飯塚 20.49

 

日本歴代2位まで記録を上げていた飯塚選手は落選。

 

直線では大きく遅れながらもよく動きを制御出来ていた方だと思うが、いかんせん前半で離されすぎた。

走力、バネの強さ等々体の強さがそのままレースに反映されだだろうか。

やはり前半で最低でもトップを捉える射程圏にいないと厳しい。

末續選手や伊東氏にはその走力があった。

 

しかし決して悪い結果ではないのでリレーではいい走りを見せてくれると思う。

 

 

4組±0m

エレラ 20.29 Q

スカイヤーズ 20.44 Q

フランシ DNS

 

比較的楽な組だったこともあると思うが、エレラはリラックスした走りで快走した。

上半身が強く、身体が浮かない強さがあるだろうか。

 

しかし三段跳にも出ていたがメキシコの選手とは珍しいな。400mのカルデナスを思い出す。

 

また期待していたフランシスは棄権。

ボルトを脅かすことが僅かでもあるとすればこの選手かもしれないと思っていただけに残念だ。

 

 

 

5組-1.5m

ガトリン 20.42 Q

ガルバン20.58 Q

6.藤光 20.86

 

ガトリンはパワーの差を見せつけたが、見た目ほど余裕はない様にも見える。

体力的な問題も気になるところ。

 

藤光選手は間に合わなかった様子。

20秒台で走り切るだけでもよく合わせてきた方なのかもしれない。

 

6組+0.4m

アシュミード 20.15 Q

ジェミリ 20.20 Q

 

アシュミードは100mの悔しさをぶつけるかのようにしっかりと走った。

ジェミリにトップを譲らない緊張感もあり、良かったと思う。

 

しかし動きはジェミリの方が切れていたか。

やはり怪我する前よりも走りがシャープになったような気がする。

 

 

7組+-m

ブレネス 20.20 Q

マルティナ 20.29 Q

ロドニー 20.34

 

400mのイメージが強いブレネスだが、ショート専門の選手らを圧倒した。

本職の方で決勝に進めなかったことが不思議な位だが、それだけロングの方も全体的にスピード化してきたということか。

また最短距離をスムーズに走るコーナリングも見事だった。

 

マルティナもなんとか通過。

正直好きなタイプの走りではないのだが、毎回応援してしまうんだな。

最後の直線でロドニーに負けたかと思ったが、持ち味の粘りは健在でベテランらしいいいはしりだった。

準決は厳しいだろうけども。

 

 

 

8組+0.4m

メリット 20.15 Q

ルメートル 20.28 Q

 

メリットは400mの疲労が心配だがとりあえずこの段階では問題なかった。

ややコーナーで膨らんだ気もするが、スタートから動きはキレていた。

やはりメダル候補の一角だろう。

 

ルメートルは2レーンがきつかったか直線で波にのるまでにロスがあった。

ただアウトレーンだったとしてもメリットには前半から離されていたのではないかと思う。

 

 

9組+0.6m

ボルト 20.28 Q

オドゥドゥル 20.34 Q

6.高瀬 20.71

 

ボルトはかなり流していたが序盤はまずまず力を入れていた様に見え、今季ほとんどレースに出ていない200mの感触を確認していたのではないか。

そして問題はなさそうだ。

 

高瀬選手は日本選手の中で最もスピードがあるだけに1番戦えるかもしれないと思っていたが、厳しい戦いとなった。

実際に前半は良かったが、150mあたりまでしかもたなかった。

インレーンがきつかったか、そこで余分な力が入ってしまい最後まで動きを維持できなかったか。

 

10組+1.0m

ディグラス 20.09 Q

ミッチェル・ブレイク 20. 24 Q

ソリロ 20.27 q

 

ディグラスは最高タイムで通過。

昨年の世界陸上も100mに絞るなら200mに絞った方がいいのではないかと思っていたが(100mにして正解だったのだが)、やはりこの種目も強い。

100mの内容から考えても現時点ではガトリンより上かもしれない。

 

ソリロは100m同様に油断して最後抜かれた様に見えたが無事にプラスで拾われた。

 

 

 

〜続く〜