世界陸上1
M100m +0.6m
コールマン 9.76
ガトリン 9.89
ディグラス 9.90
シンビン 9.93
ブレイク 9.97
ヒューズ 10.03
トルトゥ 10.07
ブラウン 10.08
コールマンは力強くダイナミックな印象があるが、実は結構動きをコンパクトにまとめていて、無駄を最小限に抑えているように見える。
スタートからの加速において地面を押すパワーは迫力があるが、その爆発力が暴走しないようにうまくまとめているのではないか。
6台も可能かもしれない。
ガトリンは37歳?にして銀メダル。
タイプは違うがこの集中力は全盛期のリンフォード・クリスティーを思い出させる。
当然ながらパワー面に衰えがあるだけで、おそらく今できるベストの走りだった。
シンビンやブレイクは前半から上位2人に突き放されて焦りが出たと思うが、準決勝で自身の持ち味を取り戻し、決勝においてもレース展開を想定できていたであろうディグラスが一枚上手だった。
しかしシンビンも今大会はベストに近い走りだった。ブレイクも調子自体は悪くなかったと思うが、スタートから力があちこちに散らばってしまっただろうか。
なお日本勢は3人とも準決勝敗退。
サニブラウン選手は号砲が聞こえなかったとのことだが、もったいないレースとなった。
それでもあそこまで追い上げたことは素晴らしいし、改めてファイナリストの力があることは証明できた。
桐生選手は素晴らしいスタートだったが、やや上体が加速に乗れていなかっただろうか。それでもこれまで抱かれていた「本番に力を発揮でない」というイメージは払拭できたし、大きな前進だと思われる。
小池選手は200mの結果から考えても調子自体が落ちてしまったのかもしれないが、リレーに期待したい。
〜了〜