陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

ダイヤモンドリーグ 上海

100m -0.5m

 

プレスコッド 10.04

蘇 10.05

謝 10.17

ウジャー 10.18

ヤング 10.18

グリエフ 10.20

ガトリン 10.20

ディグラス 10.25

桐生 10.26

 

蘇の勝ちかと思われたが、最後にプレスコッドがかわした。

さすがはファイナリスト。

 

蘇は終始他の選手を圧倒したが、最後はややタイミングがズレたか。

それでも素晴らしい結果。

 

9秒8台も狙えるのではないかと思うが、シーズン序盤とはいえこのメンツでここまでレースを作り上げられることがすごい。

 

プレスコッドは少し出遅れたが最後まで冷静だった。接地ポイントが正確なんだろうな。

しかも今回は序盤で大きくリードされながらも自身の走りを崩すことがなかったので、昨年までより勝負強くなったのかもしれない。

 

さらに中国勢は謝も好成績。

200mも得意なだけあって粘り強い。

また体幹も相当に強いのではないか。

 

中国勢の充実ぶりにより今年のアジア大会は楽しみな限りです。

 

桐生選手は本調子ではない中では健闘したのかもしれないが、調子が上がった時に同じようなメンツで異なるレース展開を披露できるのかどうか。

加速段階においてスムーズさに欠けるように見えたので、もう少し序盤で出ておかないと厳しいのもしれない。

 

けどまあ昨年のピーキングの失敗を踏まえて淡々とこなしているようなので、結構期待している。

 

ガトリンの結果は昨年と同様にスロースタートなだけなのか、あるいは衰えなのかわからない。

まあ衰えてない方がおかしいわけだが。

 

 

400m

ガーディナー 43.99

マクワラ 44.23

ハロウン 44.51

カーリー 44.71

テイラー 45.24

 

ガーディナーがドーハ大会に続いて43秒台で勝利。勝ちパターンが定着してきているのか今回もスムーズなレース運びだった。

シーズンを進めるにつれガス欠しないかが心配ではあるが。

 

マクワラは前回よりも仕上げてきた印象。

ガーディナーを射程圏に捉えた感覚は得たと思うので、次のレースに期待。

 

驚いたのはテイラーが参戦したこと。

スタートリストを見て無意識にとっくに引退したアンジェロ・テイラーが浮かんでしまう位ににピンとこなかったが、持ち前の走力を今回のような本格的な400mレースの中でも発揮できることを証明した。

 

 

〜了〜