2017男子短距離種目 勝手にMVP
海外
【各種目MVP】
100m
ガトリン
200m
グリエフ
400m
ファンニーケルク
まあ単純に世界陸上を制した選手になりました。それを超えるパフォーマンスもなかったので。
【短距離総合MVP】
ファンニーケルク
世界陸上の200mでも銀メダルを獲得したファンニーケルク。
また100mで9.94をマークしたことも考慮して。
【2017年 ベストレース(個人的にもっとも面白かったレース)】
世界陸上100決勝
とてつもないブーイングの中で制したとか、ボルトに勝ったとか、そんなドラマチックな面はさておいても、やはり上記三者の中でガトリンのレースは1番完成度が高く、見応えがありました。
同じ世界陸上では記録は低調でしたが、ファンニーケルク、グリエフ、リチャーズ、マクワラらなかなか個性的なメンバーが揃った200mの争いも面白かったですね。
世界陸上以外ではディグラスが追い参ながら9.69をマークした走りや、ジャマイカ選手権のブレイクの走りも印象に残りました。
国内
【各種目MVP】
100m
サニブラウン選手
日本選手権のすべてのレース、特に決勝が素晴らしかったこと。そして世界陸上の予選において自己タイで一着通過したことでMVP。
9秒台を出したことと今季アベレージを考えれば桐生選手も候補にあがりますが、内容的にはやはりサニブラウン選手が上回っているか。
200m
サニブラウン選手
こちらも世界陸上で決勝に進出したので 文句なしのMVP。史上最年少の同種目ファイナリストという事実もさることながら、世界の予選から準決勝において勝負を賭けた切り替えが10代で出来たことが凄い。
400m
北川選手
世界レベルで活躍した選手は残念ながらいませんでしたので、日本選手権を制した北川選手としました。
ウォルシュ選手でもいいのかもしれませんが、こちらもこれといって突出した結果がなかったので。
【短距離総合MVP】
サニブラウン選手
上記内容から。
【2017ベストレース】
日本選手権決勝のレースでもいいのですが、難易度面も考えてこのレース。
また衝撃度で言えば日本選手権準決勝でサニブラウン選手が多田選手を圧倒したレースもなかなか。
正直、あれだけ絶好調だった多田選手が決勝で何をどう修正しようが「こりゃ勝てないだろうな」と思った走りでした。
歴史的な意味ではやはり桐生選手の日本新も素晴らしかったですが、負けじと良かったのが山縣選手の全日本実業団決勝の走りですね。
それにしても今季の日本の100mは過去最高に面白かった。
サニブラウン選手、ケンブリッジ選手、多田選手が世界陸上で準決勝に進出し、その世界陸上に出られなかった桐生選手と山縣選手がランキングでワンツー。しかも歴代1位と2位の記録で。
更に飯塚選手も10.08をマークして0台に突入し、原選手も10.13を記録。
銅メダルメンバーの藤光選手も自己新をマークするなど話題に事欠きませんでした。
今後9秒台がどんどん出るのではないかという見方もありますが、ここまで大激戦になることは今後ないかもしれませんね。
〜了〜