世界陸上2017 男子短距離予想
男子100m
優勝候補をざっとあげるなら
ボルト
ディグラス
ガトリン
ブレイク
コールマン
そこから上位3人を予想するなら以下の順位。
1ボルト
2ブレイク
3ディグラス
まずボルトは北京五輪で優勝して以降、最も調子が悪い(あるいは衰えを感じさせる)シーズンだと思うが、やはり合わせてくるだろう。
おそらく9秒8台前半で勝つのではないだろうか。できれば9.75以内のレースを期待したいが。
ブレイクはジャマイカ選手権以降はレースに出ていないようなので悩むところだが、同選手権では走りがまだ安定していないにも関わらず上手くまとめ、またそれを支える走力が他の選手よりも抜けていると思うので2位予想。
またボルトに勝つとしたらこの選手ではないかと思う。
3位も悩むところだが追い風参考ながら9.69をマークしたレースの内容が素晴らしかったこと、本番での勝負強さ、また若さから考えてディグラスがくると予想。
ガトリンは1〜3位までのどこに入ってもおかしくないので、外すのももったいない気がするが全米を制したレースから大幅に調子を上げられるのかが疑問なのでメダル予想からは除外。
「中盤までは競って終盤抜け出す、そんな自分らしいレースを取り戻しつつある」てな発言をしていたが、やや強がりな気もする。
しかし今季の不調はボルト対策で本番一発にかけるためのシーズンを通しての戦略なのかもしれないが。
コールマンはそのガトリンに全米で敗れたため外したが、アメリカの若手選手が世界大会で開花することも多々あるので期待できる存在ではある。
次点グループとして
シンビン
メイテ
ウジャー
ビコ
あたりが挙げられるがこの辺りはファイナルがラインとなり、運が良ければメダルも、といったとこだろうと予測。
日本選手ではサニブラウン選手にも大きな可能性がある。日本選手権以上の走りができればファイナルもかなり高確率で狙えるのではないか。
とんでもないことを成し遂げそうな気配もあるんだな。
多田選手とケンブリッジ選手はまず準決勝に進んでほしいところ。
200m
1位 ファンニーケルク
2位 ディグラス
3位 ブレイク
ファンニーケルクの優勝は期待も込めてだが、キャリアから考えると疑問符がつく。
とはいえ、100mでも9.94を出していることからショートスプリント勢に負けないスピードはある上で、ロングをまとめるテクニックも有するだけに期待は大きい。
競技スケジュールが最大の敵となるかもしれないが。
ディグラスは100m同様に本番に合わせてくると予想。なんなら優勝候補筆頭としてもおかしくはないのだが。
ブレイクも100mの理屈でいくなら優勝もありえるが、200mはそこまで仕上げられないのではないかと推測。
そして、久々に2種目で世界大会に出る体力面にも不安要素があるため3位予想とした。
他には グリエフがメダル争いに加わるかもしれない。
マクワラはタイムはいいが、400m後にそこまでの余力はないのではないかと思う。
日本選手はサニブラウン選手に決勝進出の期待がかかるが、100mがどのような結果になるかも影響するだろうな。
また体力面も不安要素か。
飯塚選手は準決勝が目安となると思うが、まずは上位で余裕をもって予選を通過してほしいところ。
400m
1位 ファンニーケルク
2位 カーリー
3位 マクワラ
200mに出るなら予選との兼ね合いが不安材料だが、実力はやはり抜き出ている。
マイケル・ジョンソンのようなしたたかさもあれば余裕をもって優勝できるのではないかと思う。
カーリーは未知数な部分も多いが、アベレージの高さから考えても本物だろう。
マクワラは本番に弱い印象もあるが、やはり今季の内容が優れていることと、メダルを取らせてあげたいという個人的な感情も入って3位と予想。
というわけで、大雑把な予想でしたが、
いよいよ始まるんですね。
時間があれば珍しくリアルタイムで更新していきたいと思います。
追記
なんと、ディグラスが棄権とのこと。
これは残念。
なので予想修正版です
100m
1ボルト
2ブレイク
3ガトリン
メダル争いはコールマンがきそうな気もする。
200m
1ファンニーケルク
2ブレイク
3グリエフ
グリエフは結構冒険的な予想かもしれないが。
そして、ブレイクも棄権しないだろうな、という不安は正直ありますが。
〜了〜