デカネーション2016
桐生選手が100mに出場。
向かい風1.9mの中10.35で2位。
優勝はパウエルで10.20という結果だった。
桐生選手は好調を維持。
ほんの僅かに起き上がるのが早かったような気もするが、中間まではまずまずの走りで加速した。
ただその時点でパウエルに大きく先行されており、後半は力んだのか上体がやや前のめりになり、脚の動きとズレが生じたのではないだろうか。
しかしそんな中でもよく走れたと思う。
内容的には日本インカレの走りに少し劣る程度なのでは。
オリンピック前に同じレースに出ていたら10.4はかかっていたかもしれない。
昨年の9.87wは別格としても着実に海外でのレースにおいてもステップアップしている。
これから海外レース経験を積むことでより感覚が磨かれ、どこかで自身の爆発的な野性味を発揮できる時がくることを期待したい。
しかしそんな桐生選手を置き去りにするパウエルはさすが。
今年は個人で代表を逃したとはいえやはりやはり元世界記録保持者であり、9秒台を100回近く記録した男であり、今季DLのチャンピオン。
その風格は健在で他を圧倒した。
もう引退も近いなら、日本のレースに出てくれないだろうか。
〜了〜