DLローザンヌ
M100m +0.5m
パウエル 9.96
メイテ 10.01
フィアソン 10.05
マルティナ 10.15
コリンズ 10.24
この時期のパウエルは強いな。
オリンピックに個人では出ていないので心身ともに余力があるのかもしれない。
全盛期程ではないにせよスタートから抜け出し、パウエルらしい勝ちパターンだった。
柔軟性があり、上手く自分のパワーをコントロールしていたと思う。
本数をこなすのは厳しいかもしれないが1本勝負ならまだまだ戦えるのではないかと思う。
来年は分からないが。
メイテは上手く加速出来なかったのか中間で動きがぶれてしまったように見える。パウエルがスタートで潰したともいえるだろうか。
しかし好調は続いている様子。
フィアロンは後半乱れたが序盤の貯金が活きて3位。
コリンズは上手く体が前に進まなかったように見える。動きと噛み合っていなかったか。
M200m +0.4m
マルティナ 19.81
エドワード 19.92
フォルテ 20.16
ツァコナス 20.21
マルティナはオリンピックに続き、またも驚かせてくれた。
なんとここにきて自己新。
オリンピックの走りも良かったが、ピークが少し遅れてやってきたのかもしれない。
スタートはやや大回りなようにも見えるが、アウトレーンということもあっめか上手くスピードに乗れた印象。
そして、直線では一歩一歩の絶妙なタイミングとバランスをとることで推進力を逃さない。
少しでも間合いがズレると大崩れするのではないかという際どいものにも見えるが、実は自身の調子以外に左右されることは少なく、その時その時のベストの走りを都度構築するセンスに長けた選手なのではないかと思う。
エドワードは残り30m〜40までは勝てると思ったのではないか。
動き自体は余裕があり、冷静にゴールが見えているはずなのに無意識の中でマルティナのペースに乱され、最後まで流れ作れきれなかったような印象。
歩いていて同じ位の速度の人に並ばれた時、微妙な間合いになる感覚に似てるのではないか。
ただ歩いているだけだからペースは守れるはずなのに、何故かいらない力が入ってしまうように。
いや、違うか。
フォルテとツァコナスの記録もまずまず。
条件も良かったのだろう。
M400m
メリット 44.50
ガーディナー 44.75
ボネバシア 45.26
マスラク 45.35
ルーニー 45.46
マクワラ 45.62
メリットはさすがに疲れからか余裕がないように見えたが上手くごまかして処理していたように思う。
ファンニーケルクのおかげで地味な記録に写るが、今の状態でこれだけ走れるのはさすが。
マスラク等に1秒程の差をつけてることからもその安定感がわかる。
そんな中でガーディナーは健闘したな。
W100m +0.8m
トンプソン10.79
プランディニ 11.11
・
・
5.タルー 11.25
オリンピックから間もないこのタイミングでこの記録を出すとは!
これはフレーザーよりも凄い選手になるかもしれない。
オリンピックで健闘したタルーは5位。
ピストルが聞こえずトンプソン以外が最後まで走りきってしまうというアクシデントも大きく影響しただろうか。
W100mH +0.7m
ハリソン 12.42
パーパー 12.71
ストワーズ 12.75
ハリソンはオリンピックには出れなかったが、世界記録保持者としての迫力は十分。本当に強い。
後半やや浮いていたようにも見えるのがまたおそろしい。
〜了〜