レイザーズGP キングストン
100m +1.0m
ボルト9.88
アシュミード9.94
ブレイク9.94
パウエル9.98
ベイリー・コール10.00
シンビン10.01
ギテンズ10.03
フレーター10.04
カーターの問題はあるものの、さすがはジャマイカ。層が厚い。
このレベルで戦うシンビンとギデンズもすごいですね。
ボルトはスタート直後に躓いたものの、うまく立て直して優勝。
多少焦って力んだ部分はあるかと思うが、それでも完勝できるこの強さ。
何よりまだまだ本調子でないことがおそろしい。
細かい点は置いて、多分走りの基盤自体はこの時点で完成形に近づいていて、あとはどう仕上げていくかだけなのではないだろうか。
失敗するとしたら今回同様スタートか。
そこを考えても対抗できるとしたらガトリン位だろうな。
ただ、そのスタートを仕上げていく過程での今回の失敗だろうし、それで勝っているんだからかなり自信を深めたのではないかと思う。
負けたもののブレイクはよく戻ってきてくれたしアシュミードも好走したが、代表争いは混戦になるかもしれない。
200m +1.2m
ミゲール・フランシス19.88
ジュリアン・フォルテ20.18
ウォーレン・ウィアー20.32
やっぱりきましたか。
ミゲール・フランシス。
スタートで立ち上がり過ぎてしまいややロスしたようにも見えたが、コーナーは大きな体を活かして上手く加速できたのでは。
上体はパワフルだが、無理のない軽やかな接地で力むことのない安定感を感じる。
個人的にはメダル候補として推したい選手。
300m
ファン・ニーケルク31.03
メリット31.23
トニー・マッケイ31.64
ギル・ロバーツ31.81
マクワラ31.91
なかなか実施されない種目なので評価も難しいが、こちらもハイレベル。
ファン・ニーケルクは専門外の100mも200mもそしてこの300mも全て連動しているというのか、走りにブレることのない一貫性を感じる。
それぞれの距離の仕様に都度調整しているわけではなく、全て自身の走りの延長線上にレースを構築できるとでもいうのか。
メリットは丁寧にいき過ぎて力んだか。
おそらくファン・ニーケルクをかなり警戒しての走りだったのでは。
そして上手くいかなかった。
タイムはいいんだけど。
〜了〜