陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

DLローマ

更新遅くなりました。。

100m +1.0m
ガトリン9.93
ウェッブ9.94
ビコ9.99

スタート自体は相変わらず突出しているガトリンだが、やはり昨年のような伸びがなく相手の射程圏内から抜け出せない。

そして今回は0.01秒差まで迫られた。
ウェッブの調子自体がかなり良かったのもあるだろうが、可動域がやや狭くパワーとテクニックで押し通した走り、よく言えば調子に合わせて上手くまとめた走りといったところか。

全米で一気に調子を上げてくる可能性もあるかもしれないが、現段階では不安要素あり、のままとなった。


そしてウェッブは後述の200mに続いて見事な走り。
やや突っ込み過ぎにも見えるが、上手く上体のバランスは取れていることで、しっかりと前へ前へと踏み込めているだろうか。
先に200mを走ったことで上手くストライドが伸びたのもあるかもしれない。
いずれにせよこの種目でも代表争いに絡んできそうだ。


200m+0.6m
ウェッブ20.04
ブラウン20.24
エドワード20.25
7.ブロメル20.80

こちらのレースもウェッブが快走。
100mよりもゆとりがあり、コーナリングで得た推進力をスムーズに自身の走りにフィットさせた。

ブラウンが予想外に大健闘。
周りが自滅したのもあると思うが大外から冷静に走った。

エドワードは相変わらずのポジションを維持。
レース数が多いだけにその都度実戦における課題を修正してくればここから抜け出すかもしれない。

ルメートルも仕上がっていない割にはよく粘ったと思う。

そして、ブロメル。
前半は走力の違いを見せつけたがコーナリングがここまで雑だとは。。
逆に制御できないパワーを感じたりもするが。


400m
ファン・ニーケルク44.19
タプリン44.43
マクワラ44.85

やはりこの種目はファン・ニーケルクがやや抜けているか。

まだ動きにキレがないようだが、しっかり身体の芯で地面を捉える正確な動きはやはり次元の違いを感じる。

タプリンも見事な走りでタイムも良かったが、実際のタイム差以上に実力の差を感じた。

ジェームス、メリットと走った場合どうかはまだ今季試されていないが、
最も崩れにくいように見える走りだった。

マクワラは徐々に調子を上げつつあるようだが、昨年並みに戻せるかどうかは微妙なところか。
五輪には合わせてきそうだが。


〜了〜