布勢スプリント2016
まずは結果から。
M100m -0.5m
山県10.06
桐生10.09
高瀬10.25
大瀬戸10.31
藤光10.31
原10.31
土手10.37
九鬼10.42
というわけで9秒台は出なかったが初の日本人同士の10秒0台での争いとなり、山県選手が勝った。
山県選手は2〜3歩目で僅かにバランスを崩したかに見えたが、それほど影響はなかったのだろうか。(ないとは思えないが)
川崎の時も同じようなことがあったが、その時もしっかり立て直している。
それだけスタートに幅をもたせるだけの余裕があるのか分からないが気にはなる。
予選ではほんの一瞬動きが遅れたようにも見えたのでその辺りをスムーズに飛び出せるよう改善しようとした結果かもしれないが。
それ以外は今回も完成度が高い走りだった。
多少後半は力んだのかもしれないが、しっかりと腰から身体が前へと乗り込み、ロスのない走りだったと思う。
桐生選手は力んでしまい動きがバラついたか。どちらかというと予選の方が良かった。
出力自体は負けていない、というよりむしろ山県選手より上だと思うが、一歩一歩の処理能力の差が勝敗を分けたのではないか。
やはりスタートから中間疾走へがうまく連動していないように見える。
反対にそのあたりが噛み合えば凄いことになるかもしれないが。
心配された高瀬選手は完全復活でないにせよまずまずの走り。
動きに調子がついてくれば昨年並みの走りに戻してきそうに見える。
少なくとも100mは。
藤光選手も調子を上げてきたように思うが、山県選手の次に仕上がっていたのは原選手ではないかと思う。
100mでは厳しいだろうが、200mなら代表争いに絡んでくる可能性があるのでは。
〜了〜