陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

DL上海

M100m(±0m)
ガトリン9.94
オグノデ10.07
ロジャース10.10
コリンズ10.17


ガトリンは川崎よりまとめてきた印象。
上体も安定しつつあるだろうか。
記録は短縮できそうだが、昨年に比べると少し重たく見えるというか、スムーズさには欠ける。
前回記事にも書いたおおり調整過程の状態によるものだと思うが、もう数レース見てみないと何とも言えないか。

オグノデはガトリンに大きく先行されて力んだか。
そんな中でもロジャースとコリンズに勝てたのは収穫になりそうだ。
そして乱れてもどうにかこうにか帳尻を合わす強引さとそれを支えるパワー及び動きの瞬発力も確認できたのでは。


M100m(+1.0m)
アーロン・ブラウン10.12
サニブラウン10.22
フィッシャー10.26

ノングランプリではあるがサニブラウン選手はシニア100mとしては国際デビューのレースとなった。

そしてデビュー戦とは思えない素晴らしい結果を残した。

スタートの遅れや上体の左右のブレなど課題は多いままだが、9秒台のベストを持ち今季10.07を出しているフィッシャーなど自身のベストを上回る選手たちを降しての走りは堂々としたものがある。

全体の動きは雑にみえるが、とにかくしっかり接地し前進していく。
そのナチュラルさは昨年より技術的に向上した部分によるものではないだろうか。

そして川崎のレースも含め、どんな相手や展開であれ自身の走りが大きく乱れないことが凄い。
自身が描いたレースプランやイメージを実際の動きでも実行できる能力が長けているのか。
身体能力だけでなくそういったところも天才的なのだろう。

今季中に10秒05〜10位は狙えるかもしれない。


〜了〜