陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

世界室内2016 M60m

男子60m決勝
1 Trayvon BROMELL USA 6.47 PB 0.121
2 Asafa POWELL JAM 6.50 0.135
3 Ramon GITTENS BAR 6.51 NIR 0.132
4 Zhenye XIE CHN 6.53 PB 0.152
5 Bingtian SU CHN 6.54 0.148
6 Mike RODGERS USA 6.54 0.146
7 Marvin BRACY USA 6.56 0.125
8 Kim COLLINS 

ブロメルはお見事。
スタート一歩目でほぼ決まったのではないか。
抜け出してからはいつも通り高速ピッチで逃げ切り。
終盤は力みもあったか、あるいは前半突っ込み過ぎたのかやや崩れてしまったが、60mという区間をしっかりと支配して他を圧倒するものがあった。
昨年のメダル獲得といい、どこで決めるかという勝負勘にも優れているのだと思う。


パウエルは相変わらずの安定感。
もちろんマイナスな意味で。
予選の走りが出来ていれば〜、となるかもしれないがそれはまた違う。
予選と比べて身体が起き上がるのがやや早かったように見受けられた。
ブロメル優勝は必然なんでしょう。

とはいえ悪い結果ではなく銀メダル獲得自体は素晴らしいこと。
年齢的にも健在ぶりを確認できて安心したし、屋外へ向けて好感触を得たかもしれない。


驚いたのはメダルを獲得したギテンズ。
準決勝では桐生選手と比較して、馬力が違うなと思いました。
もちろん力任せな走りという意味ではなく、動きを制御して粘り切るという意味において。


中国勢はメダルは逃したものの見事に2人が決勝進出。
特にZhenye XIEの予選の走りは驚いた。
身体が特別大きいわけではないと思うが、体幹が相当強いのかドッシリとしたパワーを感じました。


そしてキム・コリンズ。
40代での9秒台が現実味を帯びてきましたね。


桐生選手は惜しくも準決勝敗退。
レース序盤の流れはスムーズでかなり好感触を得ているのではないだろうか。
ギテンズと比べてパワーで見劣りするな、と前述通り思ったが負けたのはそのギテンズと優勝したブロメルだけだったことを考えると額面以上にプラスαの価値があるかもしれない。




もう直ぐシーズンインですね。
ぼちぼち更新していきます。




〜了〜