DLチューリッヒ
アヤナ強かったですね。
ツアーチャンピオンの座はディババに譲りましたが、実に見事な完勝でした。
というわけで遅くなりましたがダイヤモンドリーグネタです。
やはり世界大会後の大会は勝敗の流れやパフォーマンス内容の比較が出来て面白いですね。
200m +0.4m
1.エドワード20.03
2.ドワイヤー20.20
3.ジョボドゥワナ20.23
4.アシュミード20.35
7.藤光20.62
エドワード
圧勝ではあるが周りの調子が下がったという印象。
それだけ安定しているということだが、走り自体の精度は世界陸上も含めて仕上がり切らなかったか。
コーナーをスムーズに抜ける動きなどは誰よりも柔らかくうまく処理しているようなので、全体的に連動して改良してくれば来年もメダル候補の一角になるのではないかと思われる。
ドワイヤー
パワーがありその勢いでしっかりと走りきったが、終始インから迫る隣のエドワードの走りにプレッシャーを感じたか。
それでも身体の軸が安定しているからか
、崩れることなく上手くまとめて2位を確保した。
ジョボドゥワナ
石塚氏が言われるように力んだか。
動きが狂い、直線はやや浮いてしまい力が逃げていったように見える。
まあ世界陸上でのメダル獲得はしてやったり、、だっただろうからそこまで悔しくはないか。
藤光
大きく先行されて力んだ、また疲れもあったはず。
同じく世界大会後に下降線を辿っていたとしてとしても、5位のアシュミードは20.35。
この差がファイナリストとの差ということか。
ただ最下位ではなく、タルボットに先着したあたりはさすが。
400m
1.メリット44.18
2.ジェームス44.28
3.ファン・ニーケルク44.35
4.サントス45.03
7.マクワラ45.56
世界陸上に続きハイレベルな優勝争いだった。
メリット
コーナーはこれでもかという位に無駄を省いた鋭角的で効率的な体のポジショニングでスタート直後からからキレキレ。
バックストレートではその勢いでスピードにのり、完全に主導権を握った。
それは単に先行したからではなく他選手のリズムを崩すように自分のリズムを完璧に構築したからではないか。
最後乱れたのは前半から飛ばしたからというよりも、動きが丁寧過ぎたことによるものかもしれない。
しかしそれでも誰も追いつかず、戦略が美しくはまった。
やはりレース巧者としては現役ナンバー1だな。
ジェームス
メリットとは対照的にリズムに乗れなかった様子。
それでも走力で劣るわけではないので並走したが、迷いがあったのかそれが動きにも現れて後れを取った。
世界陸上で負けたことによる自身のレースプラン(あるいはレースパターン)のちょっとした崩壊があるのかも。
ファン・ニーケルク
世界陸上で出し切ったわけではなさそうだが、やはりこちらも疲れがあったのかややキレ味に欠けた。
前半抑えすぎたというよりかは今回は体力的に厳しいと見込んでギリギリ勝てるスピードで駆け引きしていたのかもしれない。
残念ながら及ばなかったが。
といっても最後の追い込みはやはり凄い。
負けても期待は裏切らない選手。
サントス
マクワラ
だいぶ落ちてしまったか。
というより、あれだけハイレベルだった世界大会の消耗は相当なはずだから普通はこんなものか。
〜了〜