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陸上競技Neke Riku

主に男子短距離について素人が勝手に書いているブログです

Wch200m決勝


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200m決勝-0.1m
1.ボルト19.55
2.ガトリン19.74
3.ジョボドゥワナ19.87
4.エドワード19.87
5.ヒューズ20.02
6.グリエフ20.11
7.オグノデ20.27
8.アシュミード20.33


ボルト
コーナリングは動きがキレており、早くも主導権を握った。
この時点で勝負あり。

ガトリンが前半から突っ込むしかないことを想定した上で、序盤で精神的にも叩き潰してしまう作戦もあったか。

コーナー出口あたりからゴールまでは動きを処理し切れずロスもあったと思うので技術的にはまだまだ仕上がっていないのだろう。

しかし一歩一歩の大きなストライドから着実に地面を捉えて得る推進力は誰も寄せ付けなかった。

上体はやや余裕がないようにも見えるが上手く走りをコントロールし、全身を滑らかに連動させているのだろう。
その可動域の広さたるや、改めて驚異的だ。

200mは100m以上に磐石の強さを見せた。
勝てるとしたら現代の選手ではマイケル・ジョンソン位しか思い浮かばない。

もちろんジョンソンは引退しているので戦うことはない。
つまり無敵だな。



ガトリン
スタートは上手く飛び出せたが、ボルトを射程圏に捉えるに留まり、リードを奪うことは出来なかった。

力強い走りではあったがコーナ出口での繋ぎが滑らかにいかず、パワーが外へ逃げたようにも見える。
そこからは焦りもあってか100m同様に走りが乱れた。

力を発揮できなかったのもあるが100m以上に良さを封じ込められたといえるかもしれない。
加えて200mはキャリアから見ても相手の土俵だった。

しかしよく戦った。
負けて悔しいだろうけども、ここまでやってきたことに悔いはないのではないだろうか。



ジョボドゥワナ
予選、準決勝で完全に流れをつかんだか。
大きく先行されて多少硬くなった部分はあると思うが体はよく動き鋭かった。

やや前傾気味にも見えるが自身にとっては踏ん張るため、また股関節の動きを最大限に引き出すためのベストなポジションか(レースにもよるだろうが。)

最後はエドワードに追い込まれたが、メダル獲得への気迫で勝ったか。



エドワード
ジョボドゥワナとは対照的に予選、準決勝を走って調子を掴みきれず迷いが生じていたのではないだろうか。

やはり一歩一歩の動きに僅かずつの乱れがあるように見え、コーナー出口からのシャープさにも欠けた。

それでもよく追い込んだし、このタイムで走れたのは調子自体が良かったからかもしれないが、レースの波には乗れなかった。



ヒューズ
期待していたヒューズはメダルに届かず。
リアクションタイムが示す通り序盤から勢いはあったがそれに動きや体のバランスがついていかなかったのか、いつものような見事なリズムは崩れた。

ボルトとガトリンに挟まれたこと、ライバルのジョボドゥワナがいいポジションにいたこと、初の世界大会ファイナルだったこと、などの心理的なものが足を引っ張ったかもしれない。

所謂、のまれたレースということか。

それでも自己新は大したものだし期待の選手であることに変わりはない。



グリエフ
メダル争いには入れなかったが6年前の成績を内容的にも大きく上回った。

予選から20.01、20.10、20.11と高いアベレージを保ったのは技術の安定か。
絶対スピードは劣るがまだ伸びる余地はありそうだ。



オグノデ
決勝に残ることで力を使い果たしたのか、アジア大会のようなキレ味は戻らなかった。
400m出身の割には動きが安定しないが、筋力とスピードのアップがまた世界大会仕様にまで仕上げられていないということか。



アシュミード
こちらも準決勝で力を使い果たした。
しかし今の調子を考えると決勝に残ったことで最低限の仕事はできたか。




以上




カメラマンの追突におけるボルトとガトリンのやりとりについて


競技レベルだけでなくユーモアも抜群ですな




大した怪我でなくて良かった



〜了〜