陸上競技 男子短距離〜観戦記〜

主に男子短距離の観戦記&雑感などを勝手に書いているブログです

日本選手権

200m

さすが藤光選手。
しっかり合わせてきましたね。

高瀬選手に対して前半からリードを奪えるとは思いませんでしたが、その時点で勝負あり。

勝ち急いで少し力んだのもあるのか、まだ動きとスピードが完全に噛み合っていないようにも見えました。
やはり現時点の力でも20秒1台あたりは狙えるということか。


高瀬選手は調子が上がらなかった様子。
それでも走力はもちろん、動き・テクニックでカバーして最低限の位置は確保。

評価が下がったレースかもしれませんが、悪い状況でよくまとめたのではないかと思います。


サニブラウン選手は大健闘。
タイムや内容はさておき、高校2年生で高瀬選手と同着で走れる選手がいるなんて、改めて考えればとんでもないことですよ。

乱れた走りを上手くまとめる能力は相変わらず凄い。
これだけ体格の利をナチュラルに活かせられる選手もそうはいないでしょう。

中学チャンプが紛れ込んでトップクラスと渡り合えてしまったかのような、いい意味での違和感を感じました。


飯塚選手は残念でしたが、やはり急仕上げに無理があったということなのか。



100m

高瀬選手は200mに続いて不調ではあったようですが、やはり走力自体が抜けていました。
接地の感覚が安定しているのか、序盤をしっかり組み立てることが出来れば自然とトップに立てるのを自覚しているかのような走りでした。
タイム以上に2位以下とは実力差があるでしょうね。

サニブラウン選手もダブルエントリーとなり、予選、準決勝は疲れからかギリギリの通過となりましたが、見事に走りきりました。

高校生だからこそできることなのかもしれませんが、怖いもの知らずにも程がある。。

200mと比べても崩れることがないのは元々備わった体幹の強さとバランス感覚に寄るところも大きいでしょうか。

そして川面選手が同着で2位。
これは想像してなかったですね。
ケンブリッジ選手、長田選手、塚原選手らが硬くなってしまう中、自分のリズムを守りきりました。
スタートからの繋ぎに絶対的な自信を持っていたのか、1番冷静だったのかもしれませんね。

ケンブリッジ選手が2位に入るのではないかと思っていましたが、今季負けていないことが逆にマイナスに作用したのもあるかもしれません。



400m

金丸選手が11連覇。

佐藤選手が勝った方がおもしろいかなと思いましたが、そうはさせない図太い走りが出来るから11連覇なんて偉業も可能なのか。。
フィニッシュはお見事でしたね。

ちなみに予選では好記録が続出。
風が相当良かったのだと思いますが、久々に45秒台が複数出たのは今後に向けて明るい話題です。


〜了〜