織田記念陸上2021
100m +0.1m
山縣10.14
小池10.26
桐生10.30
多田10.32
遠藤10.52
山下10.54
矢橋10.62
三浦10.65
山縣選手が見事にレースをコントロールし、復活を遂げた。
全盛期に近い、あるいはそれを上回る可能性すら感じる強さだった。
そして何より二位以下との差がすごい。
サニブラウン選手との対決が楽しみだ。
小池選手、桐生選手もまだまだこれから仕上げてくるのだろうな、という伸びしろは感じたが、ここまで山縣選手に大差をつけられたことが次のレース以降でどう影響するか。
小池選手は山縣選手を射程圏に捕らえそうな感触はあったかもしれない。
多田選手は上位4人の中でレースプランと動きが1番乖離した印象を受ける。
調子自体は悪くないと思うが。
それにしても何年ぶりの投稿だろうか。
もう誰も見てないだろうけど、更新しておきました。
〜了〜
短距離 勝手にMVP2019
私の主観による勝手な選出です。
【海外】
○100m
コールマン
○200m
ノア・ライルズ
○400m
他に際立ったレースもないので、順当に世界陸上チャンピオンとしました。
○ベストレース
世界陸上100m決勝
コールマン 9.76
ライルズの200mでマークされた19.50でもいいのですが、大一番で圧勝したインパクトをとってこのレースがベストでしょうか。
【国内】
○100m
○200m
○400m
ウォルシュ・ジュリアン
サニブラウン選手は200mで世界陸上に出ませんでしたが、日本選手権で圧勝していること、歴代2位となる20.08を全米学生でマークしていることを考えるとやはり抜けています。
○ベストレース
ロンドンDL
小池 9.98
100m日本新の記録面や実績を考えてもサニブラウン選手の方が上回ってはいますが、ディグラスにも勝ち世界のトップクラスと渡り合いながら出された好記録ということを考慮して個人的にはこのレースがベストでした。
ウォルシュ選手の世界陸上の走りも素晴らしかったですが。
来年はいよいよオリンピックイヤーですね。
なかなかレースを見る時間が減ってしまい、更新も滞っていますが、また観戦記など書ければと思います。
〜了〜
五輪の種目数制限案
本気なのか
https://www.sankei.com/sports/amp/191216/spo1912160036-a.html?__twitter_impression=true
私はリレーの金よりも、サニブラウン選手の個人種目挑戦をみたい。
ボルトがリレーに専念するために個人種目を捨てたら冷めるでしょ。
世界の勢力をみれば、リレーでメダルすら取れない可能性だって低くはない。下手したら予選落ちすることも十分考えられる。ベストメンバーであっても。
上層部は色々と立場があるだろうけど、このルールを良しとする人たちは「陸上競技」が好きなのかなと思ってしまう。
考え方は選手それぞれだが、強制(半強制?)しようとすることに違和感を覚える。
〜了〜
世界陸上2
M200m +0.3m
ライルズ 19.83
ドグラス 19.95
キニョネス 19.98
ジェミリ 20.03
グリエフ 20.07
ブラウン 20.10
謝 20.14
グリオー 20.39
朝原さんが言うように、ライルズはシーズンを通しての疲れがあったのか、予選からやや走りが重たく、いつものような後半の加速が見られなかった。
それでも完勝できるのは地力の差。あまり調子が上がらない中でも無難にまとめてくるのはさすが。
ただ、大一番にピークを合わせられるかどうかは多少疑問が残る結果ではあった。
ドグラスは100mに続いて自分らしい走りを見せて2つ目のメダルを獲得。
キニョネスもそうだが、2人ともジェミリに比べると予め展開をしっかりと捉えていて、落ち着いたレース運びをしたように見える。
キニョネスはもう少し粘りたかったと思うが、そのあたりはドグラスの追い込みが素晴らしかったと見るべきか。
グリエフは怪我があったのかキレがなかったが、それでもここまでの結果を出せるあたりさすがディフェンディングチャンピオン
大会前は謝のメダルもあり得ると思っていたが、準決勝で着順通過出来なかった時点で厳しかったか。
それにしても今回は全体的なレベルが高く、予選を通過するのもなかなか難しい大会だった。
小池選手も決して悪い走りではなかったが、 ベストの状態でないと予選でも戦うのは厳しい。
白石選手と山下選手も通過ラインには遠く及ばなかったが、最低限の走りだったと思われる。
M400R
アメリカ 37.10
イギリス 37.36
日本 37.43
ブラジル 37.72
南アフリカ 37.73
中国 38.07
フランス DNF
オランダ DQ
正直メダルは難しいと思っていたが、やはり日本は強いな。しかしこのタイムで銅メダルとは、なんというレベルの高さか。
アメリカは100m、200mのチャンピオンに加えてガトリン、ロジャースと盤石のメンバーだから理解できる記録だが、個人で代表入りできなかった多田選手、今季好調とはいえ日本選手権の100mでファイナルに残れなかった白石選手を入れて37秒5を切るというのはちょっと想像できなかった。
もちろん2人とも素晴らしい走りだったのだが。
そしてそんな日本を上回ったイギリスもスーパースターはいないものの、層の厚さを改めて見せつけた。
日本は来年の五輪で金メダルを!との勢いがつくが、さらに全体のレベルが上がるとしたらメダル獲得だけでも快挙になると思われる。
それだけ他国に負けてもおかしくないということだが。
いずれにしても見応えのあるレースだった。
〜了〜
世界陸上1
M100m +0.6m
コールマン 9.76
ガトリン 9.89
ディグラス 9.90
シンビン 9.93
ブレイク 9.97
ヒューズ 10.03
トルトゥ 10.07
ブラウン 10.08
コールマンは力強くダイナミックな印象があるが、実は結構動きをコンパクトにまとめていて、無駄を最小限に抑えているように見える。
スタートからの加速において地面を押すパワーは迫力があるが、その爆発力が暴走しないようにうまくまとめているのではないか。
6台も可能かもしれない。
ガトリンは37歳?にして銀メダル。
タイプは違うがこの集中力は全盛期のリンフォード・クリスティーを思い出させる。
当然ながらパワー面に衰えがあるだけで、おそらく今できるベストの走りだった。
シンビンやブレイクは前半から上位2人に突き放されて焦りが出たと思うが、準決勝で自身の持ち味を取り戻し、決勝においてもレース展開を想定できていたであろうディグラスが一枚上手だった。
しかしシンビンも今大会はベストに近い走りだった。ブレイクも調子自体は悪くなかったと思うが、スタートから力があちこちに散らばってしまっただろうか。
なお日本勢は3人とも準決勝敗退。
サニブラウン選手は号砲が聞こえなかったとのことだが、もったいないレースとなった。
それでもあそこまで追い上げたことは素晴らしいし、改めてファイナリストの力があることは証明できた。
桐生選手は素晴らしいスタートだったが、やや上体が加速に乗れていなかっただろうか。それでもこれまで抱かれていた「本番に力を発揮でない」というイメージは払拭できたし、大きな前進だと思われる。
小池選手は200mの結果から考えても調子自体が落ちてしまったのかもしれないが、リレーに期待したい。
〜了〜
日本選手権2019
M100m
-0.3m
サニブラウン 10.02
桐生 10.16
小池 10.19
飯塚 10.24
多田 10.29
坂井 10.31
川上 10.31
ケンブリッジ 10.33
本人が言うようにサニブラウン 選手は準決勝の走りの方が良かった。
決勝はやや加速がやや鈍く、強引にいった印象があるが、それでも大差で勝てるのはそれだけ地力の差があるということだろう。
また理想のレースでなかったとしても乱れることなく、持ち味を発揮できるだけの安定した技術的土台があるということか。
桐生選手は大きく差をつけられてしまったが、序盤はまずまずの滑り出しだった。中盤以降はサニブラウン選手にのまれ、好調時のようなピッチを刻む軽快さは影を潜めたが、昨年までのように大きく崩れることなく、終始落ち着いたレースをしたと思う。
予選の走りだけでいえば小池選手にも勝機はあるかと思ったが、準決勝以降はトーンダウンしてしまったようにみえる。
力んだというよりかは、丁寧に行きすぎたような気もするが、それでも3位を確保できるだけの安定感はさすが。
ある意味、最も自分の走りができたのは飯塚選手かもしれない。自身の加速力を最大限に引き出したレースはベテランらしい味があったが、負担がかかったのか、200mは残念な結果となった。
多田選手はスタートからの飛び出しが一昨年までのナチュラルなものでなく、無理やりそういう展開に持っていっているようにみえる。
しかしよく復調してきたし、今の状態でこの結果はなかなか見事だと思う。
今季好調の坂井選手も後半力んだものの、中盤まで持ち味は発揮したか。また川上選手も60mで日本新を出したように前半は見せ場を作った。
3年連続で3位内に入っていたケンブリッジ選手はまだまだ本調子ではないのか最下位に終わったが、こちらも決勝に残ってくるあたりはさすが。
M200m -1.3m
サニブラウン 20.35
小池 20.48
桐生 20.54
白石 20.80
山下 20.83
田村 21.06
橋元 21.13
染谷 21.22
サニブラウン選手はもっと大差をつけると思っていたが、疲労があったか。
体力的なものだけでなく雨、風による消耗もあっただろう。
100mの決勝以上に強引さが見えたが、勝つためにそうしたというよりかは、自分の走りを出来るだけ崩さないために普段のナチュラルな動きに強引に近づけた、ということではないか。それさえできれば勝てると。
間違いなく19秒台はでるだろうけども、世界陸上を迎える前にそれは達成されるのかどうか。
小池選手はコーナーを上手く抜け、後半もよく粘ったが、やはり100Mに続いてやや重く、自身の最速を導き出す動きには至らなかったようにみえる。
しかし見せ場も作りアジアチャンピオンとしての威厳はたまったと思う。
桐生選手は前半で上位2人にやや放されたが、最後まで自身の動きのロスを最小限に抑えて3位を確保。200mでこの走りができるのだから、100mでの落ち着いたレースも納得できる。
春先絶好調だった白石選手は100Mで結果を残せなかったが、ここでしっかり上位に入ってきた。ただキレはなかったか。
それにしても今回は本当に100mと200mの上位人が同じメンツとなった。
代表入りはどうなるのか、飯塚選手が厳しいようあれば多田選手、白石選手も候補となるか。
あるいはこれからのレースで決められるのか。
実は今回からの選考規定をあまりしっかり見ていないので、読んでおきます。
〜了〜
日本選手権予想
100m
1.サニブラウン
2.小池
3.桐生
次点 坂井
日本新を出した走力だけでなく、勝負強さもサニブラウン選手が一歩、いや、大きくリードしているだろうか。
今季好調の桐生選手にも勝機はあると思うが、予選会も含めてレベルが高い全米学生の全レースにおいて内容の濃い走りを披露し、結果も残していることから、ラウンド形式の大会においてはサニブラウン選手がより有利か。
桐生選手もアジア選手権で勝っているので、昨年までのように大崩れすることはないかもしれないが、その反面決勝で飛び抜けた走りをするような幅もないだろうか。
最後は小池選手にも刺されるのではないかと予想する。
次点は山懸選手にしていたが、棄権のため勢いに乗る坂井選手にした。100mも参戦するなら飯塚選手にも期待。
ファイナル候補としては、
多田選手、白石選手、宮本選手、ケンブリッジ選手、といったところか。
200m
1.サニブラウン
2.小池
3.飯塚
次点 桐生
100m以上にサニブラウン選手の圧勝と予測。
19秒台にも期待したいが、そこまで狙わないだろうか。それと天候も不安要素。
小池選手はどこまで200m仕様の走りが作れているかだと思うが、100mの走力を考えれば2位以内は固いだろうな。
今期は出遅れているが飯塚選手もしっかり合わせてくるのではないか。
桐生選手が昨年同様200mも出るなら表彰争いに加わってほしいところ。
というか、両種目の上位3人が同じ面子になる可能性もあるかもしれませんね。
今年は。
〜了〜